【 第41回 あきた全国舞踊祭 】
加賀谷 香
 舞踊家
(東京都)
肖像新会場での開催、大変お疲れさまでした。エキシビション公演まで滞りなく大きな盛上がりとともに終演を迎えられたこと、本当におめでとうございます!

審査員席からの距離が近くなったこともあるのでしょうか。出場の皆様の気迫がいつにも増してビシビシと伝わってくるようでした。
ジュニア部上位受賞された皆様のコントロールし尽くされた完璧な踊りを観ていて「表現は客観的であれ」「自意識からの開放」などの舞踏家の言葉がよぎりました。ある意味完全なプロフェッショナルといえるのかもしれません!スゴい!
むしろシニアになると自分の意向がそれぞれにみえて、個々を感じる面白みがあるなと思いました。 ただ、エキシビション公演での上位受賞者の作品が、ジュニア、シニアともにテーマ、衣装、振付などの印象が似かよっているように感じたのは、そういう傾向のものが選ばれているというより、高い能力を持って評価を得られた方々が偶然にもそういう選択だったということだと思うので、これからその高い能力を活かして個性的な作品にも挑戦してみて欲しいと感じました。
群舞はまさに印象の強いものや振付構成の興味深いものがエキシビション公演での上演権をゲットしていたように思います。

全国レベルで大変質の高いコンクールであると思います。このコンクールでの経験を重ね、今後の舞踊界でどんどん活躍されていくことを心より願っています!

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Update:2022/12/20  

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