【 あきた全国舞踊祭感想文 】
川村 泉
 舞踊家
(秋田県)
肖像今年は熊問題で心配しましたが、安全に終了して良かったです。
さて、コンクールを拝見しての感想です。

ソロ部門
例年以上にレベルが高くてほとんどが1位でもいいような研ぎ澄まされた踊りが並びました。各地のコンクールで上位入賞している方々ばかりがエントリーしており、年間ファイナルのよう…当然ながら初参加の人はどうしても順位が下位になりますが、決してそのレベルも低くはなくて、点数を付けるのに苦労しました。平均点が90点の先生もいらしたほどです。
その中でも3曲後でも印象に残っているものが上位に入った気がします。どうしてもテクニックが似ていたり、主張が曖昧だったりすると3曲後にはもう記憶が薄れていきます…衣装の色などをメモしておりますが、衣装も似ている場合もあって、オリジナリティの重要さを感じました。
才能あふれるダンサーの皆さんが、コンクールが最終目的にならず、本当の踊りの凄さを味わう時までどこまでも踊り続けてほしいと願っております。

群舞部門
群舞ではエキシビションで観客に披露することを意識した採点をしています。
本当にそれぞれが違っていて全部印象的で、忘れようがありませんでした。
強いて言わせていただけるなら、ソロ部門で踊った動きが、ただアンサンブルになっただけのものや、空間構成が画一的…例えば縦一列の後に二手に分かれ、集合してから斜め一列…などとパターン化するとテーマが不明になります。
「この作品のためだけの唯一独特の動き」が含まれている作品は、さすがに心にタッチしてきました。楽しませていただき感謝申し上げます。

そしてエキシビション
とても素晴らしい作品が次々に並びました。照明デザインの石黒氏は毎回徹夜でデータを作成し、シニア部門はわずかの休憩時間にデータを作成し入力します。だんだん体力がなくなってきた…とぼやいておりますが、そういう陰の力あっての一発勝負の照明です。ソロの人は明暗によりでバランスがとりにくかったりするでしょうけど、それくらいを乗り越える力を持ってこそ…の上位!です。最近はエキシビションが満席になるようになりました。本当に嬉しいことです。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
そして、素敵なダンサーの皆さん どうぞ秋田にいらしてください。

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Update:2026/02/01  

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